C92 寄稿

そういえば、と思い出したので。
今年の夏コミC92で『アキバニおつかれさま本』、『TVアニメ それが声優!おつかれさま本2』の2冊に寄稿してました。

とっくに夏コミも終わってて本が手に入らないんじゃ告知してもな…と思ってましたが、とらのあなで委託販売しているみたいなので書くことにしました。まあ、備忘録的な意味も込めて。

お疲れさま本的なものを描く機会がわりとあるんだけど、いつもギリギリまで何も思いつかない。イラスト系にしようか、裏話的な内容にしようか毎回迷います。みんな、どんなものが見たいですか?

f:id:ponte:20171001160400j:plain

2017/06/02

 最近、現実逃避に作画に転向したいなあと考え始める。
作画できるようになったら演出の幅が広がるかなーと考えるんだけど、
結局は演出のことを考えていることに気づいて、だったら演出やってればいいじゃん。となって現実に戻ってくる。

10年前にその選択しなかった自分がいるので、どうしようもないけど。

2017/02/27

Netflix配信ドラマの『ブラック・ミラー』を見てる。
イギリス製作の近未来ブラックコメディ。筒井康隆星新一世にも奇妙な物語、的なテイストの話。

1話はイギリス首相に脅迫が起きる。「12時間後、豚とSEXしてるところを全国に放送しろ」と。そんな馬鹿なことがあるのかと始めは冗談に思っていた意見はSNSを中心に次第に変わっていくことに…。

近未来という設定でtwiter、facebook等の特徴が盛り込まれている。フィクションの中に現代に生きる人のリアルな心情がそこにあり、これぞSFという感じ。
しかも、全話1話完結になっていて起承転結の付け方がとても参考になる。

この作品の特徴で僕が好きなところは、物語の結末に"システムの改変"が起きないこと。登場人物はシステムを変えることも脱却することも無い。システムに言いなりだった生活をどう変えるか、どう付き合っていくかが結末の中心になっていて、自分を変えると世界は変わるという構造になっている。

ただ、この作品のいやらしいのは、このドラマをNetflixに登録して観るような人たちはSNSの利用率の高いこと間違いないので、「いいね!」が元の、馴染みもあり、耳が痛い設定を上手に配置するなー、うへえ、と溜飲してしまうところ。

オススメです。