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けものはいても、のけものはいない〜♫

『けものフレンズ』見てる。

まあ話題になってるので1話くらいは見とくかーというテンションでいたら、気づいたらハマっていた。

見る前の前情報としては3DCGのアニメーションで「すごーい!」とか「〇〇なフレンズなんだね!」とかと汎用性の高い台詞回しが人気で、くらいしか知らなかった。『gdgd妖精s』って3DCGのTVアニメが話題になった時があって、内容はキャラクタの基本設定はあるんだけど声優がプレスコでコントをやるナンセンスコメディのような構成で、そのそのハチャメチャ感が受けていた。だから今回もそんな作品なのかな、と思っていた。

それから本編を見たので全然違うことにまず驚いた。最初はまあ拙い3Dだけどセクシャリティなとこは頑張ってるし、こういうところが人気なのかな、と思って見ていたら、あれ?ストーリーはしっかりしてるし、世界観もある。それに世界観は想像力を膨らませるような謎が仕掛けられているぞ、と引き込まれた。

 

話の大筋としては、ジャパリパークという動物が女の子の姿になった世界に迷い込んだ主人公が自分は何のフレンズ(動物)か知るため目的地である図書館に向かって旅をするロードムービー

動物が女の子の姿になった世界?深夜にやってる萌えアニメじゃん?って感じなのは分かる!でも待ってほしい!もうちょっと聞いて!

動物が女の子の姿になる、ってどゆこと?って疑問はちゃんと話の中に組み込まれていて、お約束だからそういうものとして受け入れてねって作り方じゃないので、ある程度納得できる思う。そして、それ疑問が主人公の旅、この世界観の謎と絡みつつ、話数を追うごとに少しずつ提示されるので続きが気になる。

そういった、ストーリーの大筋を確保した上で描きたいテーマもちゃんと持っている。1話で鈍臭い主人公がサーバルの女の子に着いてくことが出来なくて謝るんだけど、サーバルは「へーきへーき!フレンズによって得意なことちがうから。」と気にしない。互いにそれぞれ特性があり他者との違いを欠点として責めずに認め合うというのがこの作品の姿勢になっている。毎回、違う動物が2匹以上出てきて性格も特性も違うんだけど、どうやって協力し認め合っているか(いくか)「優しい世界」を描いてる。その中をキャラクターが生き生きと動き回っているところが、流行してる大きな要因かなと思った。ちなみに、この感覚『アイカツ!』を見た印象に似ていた。

 

こうした見応えある作品になったのは監督、脚本家の芯の太さが作品に出た好例だと思っていてネットのインタビュー記事を読んで「優しい世界」観はコンセプトデザインの吉崎観音氏がもともと持っていたイメージかもなーと感じるけど、それを大筋のストーリーの組み合わせて、各話に落とし込んでいる脚本の田辺茂範氏の手腕はすごいと思った。正直、この作品でお名前を知りました。憶えておこう。

 

余談として、このアニメの退廃した世界観と「けものフレンズ」プロジェクトにおけるアニメの立ち位置が妙に被って見えるのは考察しがいがあるんだけど、制作期間的なことを考えると元々ゲーム、漫画、アニメでは違う時代を描くというコンセプトがあったのかなーとは思いますがさてはて。

 

500字くらいで書こうと思ってたら、3倍ちかくの分量になってしまった。

「すごーい!きみは打ち合わせに遅刻するのが得意なフレンズなんだね!」とならないよう、はよ寝よ。